2015年10月27日火曜日

Glarthir その4

前回の続き…

「で、いい事って何?」
「まぁ見てなさい。ディオンさ~ん!ディオンたいちょ~!!」
「聞こえてないみたいだけど」
「おいハゲぇ!!!」
「ちょ・・・!!」
 ディオン「君ィ、今私の事をハゲと・・・」
「おはようございますディオン隊長。気持ちのいい朝ですね!こんな早くからご苦労様です」
(しゃあしゃあとよく言うわ・・・)
ディオン「あ、ああ、うん。おはよう・・・。で、私に何か用かね?」
「実は例のグラルシルという男の事でご相談が」
ディオン「! ・・・あの変わり者がどうかしましたか?」
「はい。たった今の事なんですが」

「そのグラルシルと、やさぐれた目つきの悪い女エルフとこげ茶色の貧相な女エルフの3人で・・・」
(特徴は間違ってないけどその言い方はどうかな・・・)
「この聖堂の裏でちちくりあってました」
「はぁ!?」
ディオン「ちちく・・・ぇええっ!!??」
「はい、私もとても驚いてしまって・・・」
(驚いてるのはこっちだよ!え?何言ってんのこの女??)
ディオン「罰当たりな!あの野郎何考えてやがる!!」
「あーあーあー行っちゃったよ」
「あのさ、これのどこがいい事なわけ?」
「フフッ。それじゃ私達は宿に戻ってひと眠りしましょうか」
「・・・グラルシルもそうだけどアンタも大概だわ」

続く…

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